巻芯が抜けなくなって、なんとか抜けたら刺さらなくなったGMTのムーブメントDG3804です。
MIYOTA8215クローンと同じようにどうにか直せるといいんだけど…
とりあえずローターを外します。
文字盤側はこんな感じ。GMT針を受ける歯車が抜けないように青い仮の針が付いてます。
針とスプリングワッシャーを外すとこんな感じ。
なんだかMIYOTA8215クローンに似てる…
GMT針とその受け歯車を抜いたところです。
ネジ3本を緩めると丸い板が外れます。
おっと!
板の方に歯車がくっついて外れました。
ヤバイ!
どこに付いてたか判らなくなる…
下の双子の歯車は外れます。
その右の金のワッシャーも外れます。
これは、どこに付いてたのでしょう?
その他はこの板の両側に歯車で繋がってますので、そのままにします。
もはや、色々外れてます。
うーん、ヤバイなぁ…
怪しいバネがあります。どこからか外れてきた模様。
赤いところにあったのではないかな?
MIYOTAクローンと同じだな…
カレンダーのリングにプレッシャーをかけてるはず。
巻芯周りを押さえている金具を外したところ
さっきの丸い板にくっついてとれた歯車と金のワッシャーも戻しておきました。
合ってるのかこれ…
左側のL型の金具を外してみました。
真ん中のかわいい形の金具も取ります。
巻芯周りの歯車がガチャガチャになってます。
ダメだこりゃ…
巻芯周りの部品の拡大です。
向きなどを記録です。
これらの部品をセットします。
さっき外したL型とかわいいヤツを戻します。
…が、うーん、どうなってればいいのか?
色々な部品がグラグラ動きます。
丸で囲った部分はバネを引っかけないといけません。
一旦組み立てましてが、巻芯の動きがおかしい。やっぱり何かおかしい。
この写真で組み方がおかしいところがあります。判ります?
シンキングタイム…
正解は!
多分、かわいいヤツがL型の頭の凹みに噛み合わないといけないみたい。(解答なのに多分って…)
他にも噛み合ってる部品がいくつかあります。
全ての部品の形と組み方には意味があるんですね。
L型の頭が凹んでて、そこになにも当たらないので不思議でしたが、謎が解けました!
なかなか奥が深いですw
意味がなさそうな角度や向きに付いてる場合は大体付け方間違ってるんだな、っていうことを感じました。
巻芯周りは色々な部品がテンションをかけた状態で複雑に組まれており、バラすと全てがゴシャッとずれるので、なかなか難しいです。
巻芯の動きとしては直りましたので、
後はカレンダー押さえや日車を付けてみて上手く動けばいいんですが…
続きは来週かなぁ?