紅茶に漬け込むという荒行を受けたスポーツマチックですが、たいした変化はありませんでしたw
若干色が濃くなったようには見えましたが、求める黒さとは全然違います。
本日は新たに入手した劇薬を使います。
前回の劇薬「いぶし液」は、温泉玉子臭もあり、劇薬っぼかったにも関わらず何も変化しなかったという…
真鍮はかなり安定した金属なのか、なかなか反応しないみたいです。
そこで、
真鍮専用のパティーナを使います。
パティーナとは電解液という意味みたいです。何用語なんですかね?
さて、脱脂したケースを用意します。
水50㎜に対して、パティーナを「トポトポ」と入れました。
すみません、計量の手段がないので…
トポトポですよ!
恐らく5%くらいに薄めたんだと思います。
ドボン。
1分くらいは何も変化無く、「ぁぁ、またやってしまった…」と、挫けそうになっていたんですが…
ん!ちょっと黒くなってきた!
ぬぬ!紫色?
あう!青色!
青焼も酸化皮膜だから同じようなモノなんでしょうか?私は理系ですが、化学にはとんと疎いので、よく解りません。
そんなこんなのうちに、あれまぁ真っ黒。
こんな感じのガンメタです。
しゅっわわーって泡が出て発熱しながら色が変わるのかと思ってましたが、地味~に少しずつ色が変わっていきます。
えぇ、地味ですねぇ。
そんな地味さとは裏腹に真っ黒です。
この黒い物体は何処からやってきたんでしょうか?手品のようです。
ごしごしと流水で洗ってみたら、結構色が落ちました。
色というより「スス」がついてる感じです。
メッキを剥がしていない内側なんかはゴソッとススがとれるんですよ。
もう少し黒くてもいいかな、と思いもう一回漬け込みましょう。
今度はベゼルも一緒に入れてみます。ベゼルはステンレスっぽいから染まらないかな?
染まるとか染まらないは関係なく、金属はすべてススで包まれます。
いやはや、真っ黒です。
ケースはこんなに黒い。
今度は流水で流さず、水分を軽く拭き取って、軽く指で擦ります。
それなりにススを落としていくとガンメタの光沢のある金属面になりました。
なかなか綺麗です。
ベゼルは、やはり染まりが悪かったですが、それでも黒くなったように見えます。
バックが黒いとよく解りませんねw
こんな感じです。いやー綺麗です。
普通のステンレスのケースを並べてみました。
ちょっとこの手法に凄い可能性を感じます。
文字盤、針、インデックスなど、いろいろ試せそうです。
ということで、魔チックに更に近づきました。
早速組み上げてしまうか、ということも考えてますが、今日一杯ある部品の入手を試みてます。
週末に部品を入手…例のあれですよ。
それ次第で少し仕様が変わりますので、本日の夜に方向性が決まるかな~!