この間、真鍮染めで黒くしたスポーツマチック。真鍮のケースであるから、
・ねじ込みリューズの加工が簡単(柔らかい)
・黒錆酸化皮膜コーティングが可能である
という利点がある。
これはステンレスケースでは不可能だ。
ケースの材質は、ケースバックに書いてある。
「SS」Stainless Steel
「STP」Stainless Steel Plating
「SGP」SEIKO Gold Plating
セイコーの古時計の裏ぶたにはこんなのが書いてあるはず。
SSは、言わずと知れたステンレス。削ってもステンレス。何処まで行ってもステンレス。納得行くまで削りましょう。
STPは、ステンレスのメッキ。メッキの方がステンレスで中身には触れていないのであしからず。まぁ、中身もステンレスということは無いと思うけどw
魔チックの真鍮ケースがこれに当たるかな。
削ればメッキが剥がれて素の姿が現れる。恥ずかしがることはない。だけど錆びには注意だw
SGPは、セイコーが独自の技術で行う金メッキの事。 CGPは、シチズンが独自の技術で行う金メッキの事。 EGPは、電気メッキで行う金メッキ(要は普通の金メッキ)という事。
と、ネットで検索すると出てきた。やっとまともな解説になったと思った方、残念でした。
SGPといえば、「配管用炭素鋼鋼管」が一般的でしょ?え?そんなこと無い?業界的にはそうなんだけど…(どこの業界だよ?)
なんの略かというとSteel Gas Pipeの略らしい。私はずっとShiro Gas Pipeだと思ってました。所謂「白ガス管」ですもの…(だから何処の業界だよ!)
と、どうでもいい雑学を皆さんに植え付けるという、雑草しか生えてない私の頭の中の庭いじりです。
さて、本題の魔チック2号ですが、先日オークションで購入したんですよ。
まだ届いてないんだよなー
これは、金メッキ剥がれまくりです。
横からみても相当なもんですよ。
裏側は…
こうやって裏ぶたをみるとケースの素材が記載されてますね。
このケースは、SGPかな?
ん?
どうみてもSSに見えるんですけどw
どうやら、蓋とケースが合ってないのでは?
1966年の6月製造も嘘?
まぁ、こういうこともありますわなw
届いたらバラバラにしてメッキを削って、今度は真っ黒にしてみましょう。
案外、いや絶対かっこいいと思うんですけど。
楽しみです。