なんとかリューズ操作は出来るように治ったDG3804を完全に組み立てないといけません。
実はもう一つの難関が日車にテンションをかけているU型のピンを嵌めること。
日車を置いてピンでテンションをかける仕組みです。
このピンが飛ぶ飛ぶ。途中どこかに飛んでいって作業中断。なんとか見つけ出したものの、どうやって嵌めればいいのか?
前回組み立てたときもここは相当てこずりましたよ。
これ、中国でパートのおばちゃんたちが嵌めてるんでしょ?(勝手な想像)
時計を分解してる人は、ある程度自分のことを器用な方だと思ってますよね?
私もそうです。(エヘン!)
ある程度は器用な方かなぁと。
でも、このUピンでそんなプライドもズタズタです。
中国のおばちゃん達が軽々とやってるのに…悔しい。
何か秘密があるのではないかと、ピンを嵌めずに日車と受け板を置いてみました。
周りが金色なのは、ピンが飛びまくるので、深めのお菓子の缶の中で作業してるからですw
ピンを嵌めるところに窓がある。
ここから、ピンセットで押さえながら押さえ金物(カレンダー押さえ)を閉めるのか?
なかなか難しいな…
ピンを嵌めずに押さえ金物(カレンダー押さえ)を被せてここから、ずらすか?
いやいや、ピンをキチンと嵌めてないと押さえ金物(カレンダー押さえ)がピッタリと嵌まらない。
うーん、何のための窓だ?
!
わかった!
そういうことか!
ジャーン!嵌まりましたよ。
写真だと良く分かりませんけど。
U型のピンは押さえ金物(カレンダー押さえ)をネジで止めた後に窓からさしこむんですね!
すると中の金具にテンションがかかるようになってる。
なるほど~これならパートのおばちゃんでも出来るわ!
カレンダーの動きも動きも問題ない!
とりあえずムーブメントは完成!
(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
針も問題なく付きました!
ケースに入れて巻き芯の長さを調整したら、出来上がりです。
巻き芯は短くしすぎないように超慎重に調整です。
それでいて巻き芯の抜き差し回数は最小限にしたい。
まぁ、なんとかなりました。
持ち歩く用に梱包をしました。
さて、後片づけでもしようかな…
あ、ローターがある…
…付け忘れてた…