油を挿して調子を戻した7S26A。
一日ずっと動き続けているからこいつは現役復帰かな。
更にもうひとつ、動きがおかしいムーブメントを治したい。
こちらも7S26Aだ。
こいつだ。
実はラグジュアリーSKX007のムーブメントだったりするw
テンプの受けに油を挿したものの、なんだかイマイチ。
そもそも片振りが治らない。
上の写真のテンプの調整部分として上に載ってる下向きに出っ張りがあるモノが進みと遅れを調整する部分。確か緩急針って言うやつですね。
その下に重なってる写真左側に出っ張ってるやつが髭持ちというやつ。
この髭持ちを動かすと片振りの調整ができるんですが、既にもう時計回りにはほとんど回らない状態なのに、もっと時計回りに回さないと修正できない。
何かがおかしいんでしょうね。
この写真はテンプ受けの受け石をバラしたものです。左に蓋石、右に巻芯を受けるドーナツ型の受け。下にあるのが蓋を押さえる金物です。
すみません、部品の名称はわかってませんw
これらを外して、油を挿して再度組み立てて戻します。
まぁ、細かい作業ですね~
でも、慣れってスゴいです。最近はなんなく付け外しできるようになりました。
早速歩度を測ってみます。
片振りが治ってませんね~
若干進みですがこのくらいならいいでしょう。
ただしこういう場合、姿勢差が出ることが多いです。
では、時計を横向きにしてみましょう。
うわっ!
若干遅れに転じてる!
うーん、不味いな。
では、テンプを逆さまにしてみますか。
グイーンと遅れます(T-T)
ダメだこりゃ。
つまりはテンプ受けの軸受けにテンションがかかると抵抗が増している?
先ほどバラした受けがまだ良くなってないということですかね?
もっと油挿すのかな?
ちょっとずつ色々試さないと解りませんが、テンプ周りが問題なのが良く解りました。この7S26Aも現役復帰に向けてもう少し調整ですね。
もう一回バラして油挿しますかね?
蓋石の裏側に油挿してないのが良くないような気がします。