最近はセイコーのムーブメントも安くなってきました。5000円くらいしてたNH35やNH36も3000円ちょっとで買えます。
そして、偽物セイコームーブメントの値段は据え置きで、2000円から2500円です。
「明らかに安い!」とか、そういうことがなくなったので紛らわしい!
見分け方は簡単なのでお教えしましょう。
この画像にある2つのNHシリーズのムーブメント。
値段も近く、右上のものを買うなら左下の方が少しお得かな?
と、思えてしまいます。
しかし、これが間違いです!
左下は偽物です。
分かりやすいのは、巻芯の持ち手(?)部分。
ここが左下みたいな団子形状のものは偽物です。
中華ムーブによく使われるものです。
右上の円柱形状のものはセイコー製です。
なんて分かりやすい!
…まぁ、そのうち中国の偽物製造業者さんも気づくかもしれません。(流石に気づいてるだろ?)
そこでもう一つの見分け方は、カレンダーの文字です。
これはセイコー製です。
文字が大きい。
これは偽物です。
曜日のところ見れば中華ムーブなのは一目瞭然ですけどw
文字が小さいのは中華製の証です。
カレンダーの窓を精一杯使って見やすくしているセイコー製のフォントは真似できないのでしょう。(手間がかかるのでは?)
ということで、簡単な見分け方でした。
偽物の使い心地はどうか、と聞かれると、色々問題はあるものの、直ちに動かなくなることはないようです。
ただし、全然ローターが回らなくて、ゼンマイが巻き上がらないものもありました。
手巻きと思えばいいんでしょうけどw
あと、リューズの押し引きのストロークが小さく感じます。(気のせいかも)
ねじ込み式リューズで、押し込めるギリギリの長さに巻き芯を調整しても、ねじ込んでいくとチューブパイプの長さをねじ込み切れなかったり。
これはちょっと困る。
一見似てるものの、巻き芯なんかはセイコーのものが使い回せないので、巻芯の切断に失敗すると替えの品がありません。
そう考えると500円くらいの値段差なら、断然セイコー製をお勧めしますよ!