いくつかの説明や論文の概要を読んだところ、分子レベルでガラスの表面の結合を弱めることができ、それには水分子が必要らしい。
また、酸化セリウム自体が金属粒子で、ガラスの研磨に適している、ということだった。
なるほど、ガラスを溶かすのではなく柔らかくするわけだ。だから、塗ったまま放置しても溶けない訳だ!(オイ!やったのか……)
また、酸化セリウム自体が金属粒子とは知らなかった。つまり、酸化セリウムより大きな凸凹のものに酸化セリウムをつけて擦っても、あまり意味がないというか、本来の酸化セリウム粒子の粒の小ささを生かせてないということかな?
ヤスリに塗るのは、ガラスを柔らかくはしてたかもしれないけど、ヤスリの凹みに粒子が逃げていたかも。
うーん、なるほど、なんだか一連の謎が溶けてきた!
酸化セリウム砥石は、樹脂のなかに酸化セリウムが埋め込まれていて、いわば砂消しゴムみたいなもの。それを真似て酸化セリウムと水をゴム板につけて擦ってみるか?
さて、次にやってみよう!
つづく