さて、先日届いたブラックボーイ。
文字盤がなぜ回転するのか?何が起きてるのか?
それを調査するために分解してみました。
まずは裏蓋を開けます。
結構きつく閉められていて苦労しました。
製造番号960146って何年の6月でしょう?
1989年か?
1999年か?
2009年か?
2019年か?
……いや、2019年はないな。
それにしても汚い。分解清掃も必要ですね。
✳️2018.9.8追記
ブラックボーイは1996年から製造らしいので1999年か2009年のどちらかですね。
裏蓋の裏にこんな文字が……
どういう意味なんでしょう?
判る方、教えて下さい。
リューズを抜いてムーブメントを出します。文字盤がくるくる回ります。
針を外したところです。
文字盤の裏の干支足は2本とも折れてます。
ムーブメント側に干支足が刺さったままになってます。
なぜ?
文字盤と折れた干支足です。
文字盤の左の小さい棒が干支足です。
次にケース側を分解します。ベゼルを外しました。……汚い。
ベゼルをコジアケで外すときに、1時と7時の位置にはバネがあるので、コジアケを無理やり突っ込まないようにしましょう!
全部ばらして清掃しました。
きれいサッパリ!
前の持ち主の汚れは全部取り払いました。
ガラスは結構傷だらけ。キイロビンで磨くことにします。
うへぇーまた磨くのか……
さて、分解はここまでですが、文字盤がずれていた原因はなんでしょう?
私が推測するには、以前の持ち主がムーブメントをケースに納めるときに、リューズが上手く刺さらず、無理やりムーブメントを回転させたのではないでしょうか?
文字盤ごと回転させるはずが文字盤はケース側にひっかかり、ムーブメントだけが回転し、干支足を折ってしまったのではないかと。
どうも切断面が真新しいので、最近折れたもののようです。
推測通りだと、ケースに入れた瞬間から、文字盤がずれていたはずです。
そこでこの時計は手放そうと……ということかな?と推測します。
ただ、干支足が折れるほど文字盤がケース側にくっつくかなぁ?というのが、謎です。
んー他の可能性はあるかなぁ?