……が、56キングセイコーのムーブメントをオーバーホールできるだけの技量もなく、とりあえず動く時計とニコイチで組み立て直した。
つまり、ボロボロの父のキングセイコーと、比較的きれいな同型式のキングセイコー(ドナー)で、きれいな方の部品を使って組み立て直した。
ケースだけは父のキングセイコーを使っている。これにはシリアルナンバーの刻印が打たれている。よってケースはオリジナルを使おう。
ベゼルや風防、リューズ、文字盤、針、ムーブメント……すべてを見比べて判定していくと……
ケース以外は全てドナーの部品となったw
もはや父の時計は……ケースだけ。
ま、いっか。どうせわかんないし。
ということで、
やってることは、ムーブメントを出してケースに入れ換え、戻しながら綺麗な方の部品をつけていくという……
あまり迷うことのない手順のはずなのに、最初のムーブメントを外すところから躓きました。
ワンピースのケースなので、ムーブメントを外すにはベゼルや風防をはずしてから取り出します。
その時に、スナップリングと呼ばれる部品をケースの外周に沿って半時計回りに30度くらい回してやるとムーブメントがグラグラになり外れます。
色々なサイトでそのやり方が紹介されていますが、スナップリングそのものがどれかが非常に判りづらい。
そこで、ムーブメントを取り出したあとに写真を撮ってみた。
見比べるとちょっと内側に動いている部品があることがわかります。
コイツをムーブメントが入った状態で、ケースとムーブメントの隙間にピンセットなどを差し込んでスナップリングの端部を押して回すのです。
場所としては2時45分の位置くらいにピンセットを差し込み、1時くらいまで回す感じです。
私はケースの一部をスナップリングと間違えてグイグイと押して、「動かない……なぜ?」と悩み続けてましたw
さて、残った部品は動かないムーブメントと綺麗でないほうの部品です。ストックとして置いときましょう。
……だれ?
とりあえずスナップリングは絞めません。
よく分からないリングを被せます。
コレ、何の機能があるか謎のリングです。
ということで、ムーブメントは今後にオーバーホールをすべく保存です。
そのうちオーバーホールして再度積み替えたいなあ。
この記事では「ケース以外にオリジナルは使っていない」ということを記録して、今後に繋げましょう。
さて、プレゼントだから何に入れるかな……ですね。
その後談!
https://blogs.yahoo.co.jp/shuku1002/56917086.html