塩ビパイプで試してみたリューズパイプ。
問題なく付きました。
いよいよ、本番です。
生け贄は…
これ。SNZF17カスタム!
こいつは、ダイバーズっぽいのにネジ込み式でないリューズが気になってたんだよね~
まずはバラバラにして、リューズパイプのところに2.5㎜ドリルで穴を拡大します。
パイプは削れて、穴だけになりました。
パイプの外径が2.5㎜くらいだったので、ほぼパイプを削り取った感じです。
さて、後戻りはできません。
タップでネジを切り始めます。
まっすぐネジを切れるか自信がなかったので、自作のドリルチャック付ポンチ台でネジを切ります。
軽く押し付けるだけでグリグリとネジ切られていきます。
途中から重たくなって、ギギギ…と音がでます。
油を差しながら戻しては進み、進んでは戻しを繰り返します。
タップハンドルは買わなかったのですが必要ですね。ドリルチャックだとトルクが高すぎて滑ります。
タップも折れてしまいそうで怖いですね~
10本セットを2500円くらいで売ってたから今度はそれ買おう。タップは消耗品だと思いました。
貫通するまでネジは切ってやろうと思ってましたが、タップが折れそうで心臓に悪いので必要最小限の範囲に変更ですw
でもネジ切れましたよ!
ちょっと感動。
中学校の授業でネジを切って、ボルトを指すだけの練習より何倍も頑張りましたよw
後は、タイトロックでしっかり固定して新しく巻芯を調整して出来上がり!
チューブが付いたところ。
リューズは純正の5.6㎜と同サイズでも良かったけど、折角なんで一回り大きい6.0㎜にしました。
ケースのリューズガードの間の幅を削って広げました。ケースも小傷やリューズガード回りを磨いて整えます。
今回は針とチャプターリングにも少し手をいれました。
こんな感じです。
リューズを引き出した状態です。かなり飛び出て回しやすいですよ。
側面からみるとこんな感じ。
リューズを大きくしたので、ちょっとゴツゴツさが増した気がします。気のせい?
指の方から見るとこんな感じ。
王冠は削っても良かったんですが、とりあえずそのままで付けました。いつでも削れますからね。
秒針の夜行と、インデックスの内側の側面を水色にしました。かなり地味な改良ですが、前は白黒だったんで結構差し色として効いています。
本当は水色に縫ったSEIKOロゴを付ける予定だったのですが、上手く塗装が出来ず今回は延期です。
ということで、ネジ込み式リューズをつけたSNZF17なんて世の中にはないでしょう!
なかなか嬉しいもんです。
今後は手持ちの時計を少しずつネジ込み化していきます。
3/2追記
ファイブ実験室で過去にネジ込み式リューズの装着されてますね!
やはりスゴい…
http://www.fivedude.sakura.ne.jp/hugecrown.htm