snkd97’s blog(G/N design)

snkd97と仲間たち!続編です。G/Nブランドの確立を目論みますw解る人には解る。解らない人にはちっとも解らない。そんな世界です。

今日の時計。(ドSケースのヴィンテージ)


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今日は1980年代に子供の誕生を記念し、なけなしの給料をぶち込んで購入した…という設定の潜水艦時計です。

 

えぇ、あくまで設定ですから細かいツッコミは無しでお願いします。

数年前にお小遣いで部品を買って組み立てた…なんてことは忘れてください。ガシガシ使うことでわざとつけたケースの傷も馴染んできた気がします。

ヴィンテージ風の時計を作るときにケースの傷はあえて付けるくらいのことをしますが、風防に傷が入ってるのは耐えられないという性分です。なんでですかね?

 

間違い探しのポイントをおさらいしましょう。

・ミリサブの文字盤が入ってる

・この年代のモデルはルーレットに刻印がないのでは?

・リューズの形状が…あれ?

・文字盤汚れ過ぎだろ?

・ベゼルインサートの塗装剥がれがおかしい

・この年代の夜光はこんなに飴色にならんだろ?

などなどw

よく見るとルミナスポイントも変ですねw

 

デイト無しなので使いやすくて気に入ってます。

先日までゴーストベゼルが嵌っていたのですが、イメチェンしました。

 

最近は忙しすぎて更新がままなりません。

毎週1キロ体重が減るほどの激務です。

早く一段落しないもんかな。

シルバーウェーブZの整備 その7

手早く売り捌くつもりが、だらだら長引いています。思わぬアクシデントが多いです。

いや、予期できたことばっかりか!

 

そして、いろいろ修理するたびにどんどん愛着が湧いてきますw

売りにくくなる〜

 



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ガラスはもう一回入れ直しました。

 

次はムーブメントの方です。


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針を外して文字盤を外し、ムーブメントの外周にある樹脂のカラーを外したところです。

樹脂のカラーは写真にある白っぽい輪っかです。

 


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私の苦手なCリングがあります。

まずはこれを外してカレンダーを入れ替えます!

 

警戒態勢(ビニル袋の中に入れて)で外しましたが、どうってことなく取れましたw

 


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Cリングはよく見るとオモテウラがあります。

フラットなのが上向きです。

 


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テーパー付いてるの面が下向きです。

 


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曜日カレンダーを外して、抑えの板のネジを取ったところです。

 


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抑えの板を取ったところです。

この状態で日付のディスクは外せます。

 

さて、とりあえずディスクを外すところまできたので、ドナー側も同じように外さないと!

 

ところで、インナーベゼルとかケースの構造を記録するために書いたメモを載せます。


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わかりますかね?

まぁ、備忘録なんで私がわかればいいんですけど。

ガスケットもパッキンもほとんど駄目になっていたので汎用品でどこまで復帰できるかですね!

 

シルバーウェーブZの整備 その6



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では、早速分解整備を進めます。

まずはケース側からです。

裏ぶたを開けてリューズを抜いたところです。

ムーブメントを取り出すにはムーブメントの周りにあるリングを外します。

複雑な形状をしているので、切り欠きがどこにあるかを確認しておきます。

電池が入る部分に切り込みがありますね。

 


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リングを外してムーブメントを取り出し、ベゼルを外したところです。

ベゼルにはクリック機能がないため、特に板バネやボールが飛び出している部分もないため、コジアケをベゼルとケースの間に突っ込んで隙間を広げると外れます。

 

ここからが難しいです。

 


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ガラスを固定しているインナーベゼルをケース内側から押し出すのですが、いいコマの大きさがなく、ガラスを押して外そうとしたらガラスが割れました…

ガラスは30Φで、段差があってインナーベゼルにハマっています。


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こんなガラスです。

二段構成になっていて、広い方(内側)が30.0Φ、狭い方が29.5Φで、厚みはトータルで1.5ミリです。

 

仕方がないので30ミリの他のガラスを使います。2段になっているガラスがなかったので、ドーム型のガラスを使います。

 


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インナーベゼルにガラスを入れたら、内側からガスケットで抑えます。上の写真みたいなガスケットです。

 

インナーベゼルにガラスを固定したら、本体ケースに圧入します。インナーベゼルとケースの間には白いガスケットが入ります。

 

では、圧入しましょう!

グーッと押しこむと…

 

パキン!
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あ!

ドーム型だったので、コマがあたってまた割れましたw

 

うぅ、もう一回やり直すか…

 

裏蓋のガスケットも劣化してバラバラだったので、いろいろ流用してやり直さないもだめですねー

シルバーウェーブZの整備 その5

今回はまだ実作業ではありません。

実はしばらく7546のマニュアルを探していました。

 

というのも、メカニカルな部分(歯車周り)での油の固着が故障の原因かと考えられるのですが、部品を洗浄した後に、注油する箇所がよくわからないので、マニュアルが見たいなぁと思いまして。

 

ところがマニュアルが見つかりません。

少し諦めかかっていたのですが、「日本だけじゃなくて世界にはあるかも?」と思い、英語で検索をかけてみると…ありましたよ。

 


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PDFです。

https://watchguy.co.uk/tmp/7546A.pdf

↑ここにありました。

 

ちょっとこれを載せていいものか、よくわかりませんw

 

中を見ると英語です。(そりゃそうだ)

ただし、なんとなくわかります。(図のところだけな。)


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カレンダー周りは簡単に外せそうです。

 


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ムーブメントの文字盤側は、こんな感じ。

注油箇所も載ってます。細かいところまではよく見えませんが、まぁどうにかなるでしょ。

 


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ムーブメントの表側は基盤を外してコイルを外して…と、なかなか大変そうです。

とりあえず裏側だけ手を入れてみて、動かなければこちらにも手を出すかな…

 

ということで、目星が立ったので今週末でどうにか作業に移りたいと思います。

 

日本語版あればいいのに…。

今日の時計。(ブラックボーイ)


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今日はブラックボーイです。

この写真だとなんの時計がよくわかりませんね。

 


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ほら、こうやって見れば…

 

え?これでもよくわからない?

 

うーん、そうですね。

ブレスがほら、ブラックボーイじゃないですか!

 

え?本体じゃないだろって?

まぁ、仕方ないです。色々いじってありますから。

 

純正が一番良いっていうのも分からなくはないですが、私は色々と不満があってこんな時計になりました。

素材としては申し分無いですけど、ベゼルの形とか素材とか、文字盤とか、色々と直せるもんなら直したいなぁと思いました。

 

ちょっとデザインが昭和だよなぉとか思いましたもんw

 

え?そこがいい?

否定はしませんよ!

蓼食う虫も好き好きですからね。

 

シルバーウェーブZの整備 その4

どうやらメカニカルな不具合で、回路は正常なことがわかったので、分解して洗浄が必要です。

 

しかし、治る保証はありません。

そこで、ドナーを用意しました。

1000円台で買えたんで、まぁまぁ安いと思います。


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ガラスが割れてますが!元気に動いてます。

 


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7546-7010です。

 

まずはこれと入れ替えますかね?

分解はじっくりやりましょう。

シルバーウェーブZの整備 その3

さて、動かないシルバーウェーブZをどうするか?

 

ジョンさんがコメント欄で教えてくれたように、脱磁器にかけてみるか!

おもむろに脱磁器とコンパスを取り出します。

 


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北は机の正面側です。

 


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シルバーウェーブZをコンパスに近づけてみましたが、ひどく帯磁している感じはない。

 

まぁ、脱磁器にとりあえずかけてみよう。


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退磁器。

日本語だと帯磁器に聞こえるから良くないですね。

帯磁させてどーすんねん!ってなりますし。

 

これの上に時計を置いて、赤いボタンをポチッとな。(古いw)

 

うぇ~!

なんじゃこりゃ!

グリングリンやないか!

ちょっとちょっとちょっと!

 

何が起こったかというと、脱磁器のボタンを押したら秒針がグリングリンと高速で回り始めました。

1秒で一回転くらいの速さですよ!

 

いや、びっくりしました。

そんでもって、脱磁が済んだら…

 

あら!動き出した。

すげー!すげー!

ジョンさんすげー!

 

動画でないのでわかりにくいけど、
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ほらほら、針が動いてるでしょ?

治ったよ!

 

さて、ガラスやケースを磨いていかねばなりません。

 

 

 

…その後、3時間で再度止まってました。

でも、原因は汚れや油の固着と思われますので、洗浄すればどうにかなるんじゃないでしょうか?

シルバーウェーブZの整備 その2


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電池を手に入れました。

SR43SWです。

 

実はLR43も購入してました。

こちらも同じ大きさらしいですね。

でも、電圧が少し低く安定しないためSRのほうが良いらしいです。

 

で、SR43SWを止まっているシルバーウェーブZの電池と交換します。

 

…えーっと。

動かない。

 

あれ?変だな。

入れ直してみよう!

 

あれ?変だな。

(5回ほどリピート)

 

つまりだ。このシルバーウェーブZは、電池切れじゃなくて壊れてる?

 

ねぇ!そういうこと?

(諦め悪い)

 

ヤケクソでLR43を投入。

…あれ?

何だか秒針がピクピク動いてる。

残念ながら進まないけど、ピクピクしてます。

 

SR43SWが1.55ボルトで、LR43が1.5ボルト。

電圧低い方で反応があるってのはどういうこと?

 

カニカルな故障かもしれない。

ダメ元でバラしてみるか!

 

と、いうことで手っ取り早く売却しようとしていたのに、思わぬ誤算がありました。

 

代わりのムーブメントも手配しておくかですね。


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わかりにくいですけど7546Aです。

すぐに手に入りそうですが、リューズが4時位置で、黒いカレンダーって条件で探すとなかやかハードルが高い。


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白カレンダーだとちょっとね…

(贅沢言うな)

 

ここはカレンダーを気にせず7546を手に入れてカレンダーは交換ですね。

 

うん、展開としては悪くないw

 

シルバーウェーブZの整備

オークションで買ったシルバーウェーブZ。

2000円くらいだったから、まぁ安く買えたのかな?



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ガラスは磨かないといけないけど、大きな割れもないし、綺麗になると思う。

ブレスも純正がついていて、大事に使われてた感がある。

 


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電池交換のために現在入ってる電池を確かめた。

SR43SWと書いてある。明日買ってこよう。

それにしても金属ブレスを外さなくても裏蓋を開けることができた初めての時計ですw

 

何やら裏蓋に書いてある。

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94.11.19とある。

1994年11月19日に電池交換したのかな?

下には赤字で20.11.29とある。

2020年11月29日のことかな?

あれ?結構最近です。

 

電池切れだよね?

ねぇ!そうだよね!

 

ねぇ…大丈夫やろか。

 

 

 

 



久々のオークション

先日にオークションで落札した時計が届きました。

 


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ジャン!

 

シルバーウェーブZです。

これで3つかな?

買っては売りを繰り返すというw

これは7546-6050という型番のものです。

 

ジャンクな品で落札して、整備して売却する。

まぁ、そんなに儲からないw

 


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でも、なかなかいい時計だ。

 


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うーん1978年製か。

 


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電池がないのか「不動」です。

多分電池切れだよね?

ね?(不安になっている)

 

ベゼルの文字には得意の墨入れもできるし、ガラスも磨けるし、電池交換もできる。

直せばいい時計になるよきっと。

 

ということで、整備して売りましょうね!!!

今日の時計。(SNZF17)


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今日はスケスケムーブメントのSNZF17です。

最近まで少しムーブメントがグラグラしていたのですが、機留めでガッチリ固定し直しました。

 

セイコー5は樹脂カラーのついたムーブメントをいれる場合が多いのでケースに機留めを受ける溝がないんですよね。

そういう場合このNH70のような樹脂カラーがついてないムーブメントは困りますねー


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テンプ以外のところは透けててもあまり面白くないので、ステンドグラス風にレジンとかで埋めるとか、もっと繊細なフレームに削るとか、何か一手間かけたほうが良い気がします?(誰に聞いてるの?)

 

DG3804の修理

以前から巻芯が刺さらなくなって放置されていたDG3804がある。

これを直して売り出したい。

 


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針を見ていただければおわかりのようにDG3804はGMTのムーブメントである。

意外と安く、2000円くらいで購入できる。しかし、安価なのが原因なのか、巻芯を刺すのが非常に困難です。

前にも直したことがあります。

 

今回も同様に分解していきましょう。

組み直せば治ると思います。

 


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ムーブメントをケースから取り出したら、ムーブメントの側面に2箇所得る文字盤を固定するネジを緩め、文字盤を外します。

あ、もちろん針はその前に外してますよw



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文字盤を外したら、受け(?)を外します。

ネジ3つです。

受けをそっと外したらカレンダーのピンを外します。これ、飛んでいくとヤバいんでw

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外したらピンはここにありましたよ。
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カレンダーは持ち上げたら外れます。

 

さて、ここからが本番です。


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オシドリ周りがなんかおかしい。

カレンダーのディスクをそっと持ち上げると、カンヌキやオサエ(?)が、バラバラとこぼれ落ちました。

 

あれ?なんで外れてる?


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オサエが外れてるわけないのに…と思ったら、ネジが折れてました。なんとか胴部分も取り出したところです。


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この穴に刺さるネジです。

 

おっと!ここでもピンを外しておかないと!

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ここにあるピンを外しておかないと、どこかに飛んでいきますw

 

改めてオシドリ周りをよく見てみると、リューズが刺さらなくなったのは、ネジが折れていたからのようです。


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カンヌキを正しい位置にはめてみました。

うん、なんとかなりそう。

沢山の部品が組み合わさってリューズの押し引きで歯車の噛み合いが切り替わるようになってます。

すげーな、複雑。

 

と、言うことで、折れたネジの替えの部品を探します。

以前に壊したDG3804がもう一つあるので、そこから持ってきましょう。

 

それを使って組み立てればいいんですけど、そう簡単にいくかなぁー?

いや、いってもらわないといけないんだけど。

 

久々にムーブメントの分解ネタですね。

ドキドキします(なんで?)

 

前から思ってたんですけど、部品の名前がよくわかってないので、間違っていたら皆さん脳内変換してくださいね!

こういうのってどうやって覚えるんやろうか?

ムーブメント毎に形も位置も違うと思うんですけどね。

 

続きます。

 

 

 

 

今日の時計。(アクタス)


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今日は6106の5アクタス,

 

裏蓋の刻印によると、製造は1970年となっている。

53年前の時計か…

 

誰かがオーバーホールして今に至るんだろうと思うほど好調に動いてます。

 

リューズを押し込むと日付や曜日が変更できるクイックチェンジャーも問題なく動きます。

 

文字盤や風防やケースはカスタムしてるので、もはや元の型式はよくわからない状態ですが、SEIKOのアプライドが少し上についているのは、元々はその下にアクタスの表記があったから。

 

やっぱり曜日の表示が漢字なのはいいですね!

舶来時計のカスタムに取り込もうかなw


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今日の時計。(ノンデイトのデイトジャスト)


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今日はノンデイトのデイトジャストです。

ムーブメントもよくわからない怪しい機械ですw 

 

何故ノンデイトのクセに「デイトジャスト」と呼んでいるか?

 

それはフルーテッドベゼルに拠ります。

確かフルーテッドベゼルはデイトジャストにしか設定がないはず。するとケースからみるとデイトジャストってことになります。

しかーし!カレンダーがないから「ノンデイト」。

 

ということで、「ノンデイトのデイトジャスト」ですw

 

え?本当にカシャンと一気に日付変わる音がするかって?

そんなはずないじゃないですか?

怪しい怪しいムーブメントですもんw


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