先日から行っているベゼルインサートのエイジングであるが、一向に上手くいかない。
何か根本的に間違っているんじゃないかと思う。
一番怪しいのは、ベゼルインサートの塗装だ。
中国製の安いベゼルインサートなので、品質はそれなりだが、そもそも一般的なアルミのベゼルインサートと異なる点がある。
大きく異なるのは、アルミ板の小口に塗装がないということ。
これは付けてしまえば判らなくなるのであまり気にしていなかったが、大きなヒントかもしれない。
小口に塗装がのっていないということは、塗装した後に型抜きをしたということが考えられるが、それはあまり考えにくい。
塗装した後に型抜くと、製造過程で少しずれる恐れがある。
アルミ板の母材の寸法管理も精度が求められる。
作り方としてはあまり上手くいかないような気がする。(あくまで想像です)
逆にアルミの板をくり貫いて、ワッカになったベゼルインサートに塗装する方が位置合わせが楽そうだ。
ではなぜ先に塗装したのか?と疑問が沸いてくるが、実は塗装は後行程なんだと思う。
小口に塗装が乗っていないのは、上面しか塗装ができない方法を使っているからではないか?
恐らくプリントの転写のような方法を用いているのではないか?
その理由として
・剥がれるときは一気に剥がれる
・ベゼルインサートの文字と周りの塗装は重なっていない
というものがある。
漂白剤でブリーチしすぎると、変色の前に薄い膜で剥がれるし、ベースの黒い塗装が落ちても文字だけ文字色の塗料が残っている。文字部分の下にはベースの塗料が入っていない。
これは吹き付けて色を載せていく塗装ではない理由になるのではないだろうか?
長々と書きましたが、つまりは普通の塗装ではないので、通常の方法ではエイジングできないのではないか?
と、自分のやり方が悪いのかもしれないことを否定するものですw
こんな感じのベゼルにならないかな~