これから売りに出す時計のなかで、最もマトモそうで、実は一番クレージーな時計がこのSNZG15だ。
一見、IWCオマージュな小綺麗な時計に見えますが、色々ありますねコレ。
元々はこんなヤツ。
文字盤は28.5ミリで、風防は大きいけど文字盤の周りの黒い部分はチャプターリングみたいなモノがついている。
裏蓋は小さい。
28.5ミリの文字盤がギリギリ入る大きさだ。
この時計の文字盤は表からしかつかない。
しかも、チャプターリングの部分は出っ張っているので、金属ヤスリでケースの内側を削りまくった。
挙げ句、文字盤をつけたらベゼルをシール材で固定しないといけない時計となった。
普通に使う分には何も問題ない。
しかし、ムーブメントがケースから出せない。
無理やり引っこ抜くと、針が全部外れて文字盤と風防の間に残る。
ということで、何て言って売ればいいのか…
説明が難しい時計なのである。