SNZF17の文字盤改造と一緒にスポーツマチックの文字盤を改造します。
どちらかというとSNZF17よりもこちらが主役なんです。
まず、時計をばらして文字盤を取り出します。
そして裏側から細いドリルなどでインデックスの足をグリグリします。
すると、インデックスがポロリと取れます。
あまり力を入れすぎると文字盤が曲がるので、スポンジなどの上に裏返して置いた文字盤を優しくグリグリしましょう。
すると、こんな風にインデックスが取れます。カレンダーの窓に枠がある場合はここも裏側から接着部をグリグリ削ってあげるとポロリします。
インデックスが付いていた文字盤の穴は表面側からも細いドリルで穴を拡大しておきます。これ大事です!
つぎは、文字盤のデザインを出力します。
今回はこのシートを使いました。
艶アリにするかナシにするかはお好みで。
今回はマットな感じを狙い、艶ナシです。
本当のスポーツマチックの黒文字盤を再現しようとしましたが、文字がつぶれてしまいました。
プリンターの限界か…
オリジナルデザインにしましょう!
文字を大きくして表示内容を減らしました。
いろんなパターンを出力してみて様子を見ます。
周囲にインデックスが来るので、それを想定してレイアウトします。
デザインを決めたら切り出して真ん中に穴を開けます。
真ん中の穴はシートを張り付けてから穴を開けてもいいんですが、シートを張るときのよい目印になるので先に開けた方がシートを貼るときに中心がずれないです。
文字盤の周りは少し大きめに作っておいて後で切り落としましょう。
貼り付けまで終わったところです。
カレンダーの窓を開けます。
今回カレンダーの窓に枠があるので、そんなに神経質にならなくてもOKです。
枠がないとね…なかなか難しい。
SNZF17はカレンダーの窓を開けなかったんですよ。
文字盤をスポンジなどの上において針で穴を開けます。この時開ける穴は目印なんで、軽く開けるだけでいいです。
針はいらないまち針がお薦めです。
シートに穴を開けたところです。
キチンと貫通してることが必要です。
次に表からまち針で穴を開け直します。
裏から穴を開けたままだと、インデックスの足がうまく刺さりません。表からキチンと穴を開けておくことが必要です。
穴を表から開けたらインデックスを嵌めていきます。まだ、少し浮いたりしていてもいいです。穴に足が刺さっていることが大事です。
インデックスを全て配置しました。
ここからがノウハウの見せ所です。
透明のプラスチックやガラスの板を被せます。そして軽く押し付けて、浮き上がっているインデックスを文字盤に密着させます。
文字盤をムーブメントに嵌める干支足を折らないように注意です。
透明な板を文字盤に載せたまま、くるりと裏返します。
再度上から押してインデックスが浮かないようにします。
透明なので下から覗けばインデックスの状態が確認できます。
しっかり押さえたら、ゼリー状の接着剤を針の先に付けて穴のなかをツンツンします。
液状の接着剤だと表面に流れ出て染みになったりしますので注意です。
くるりと裏返してインデックスの浮き上がりをチェックして完成です!!!
さて、いよいよ時計に組付けていきましょう!
続編に続きます。