以前から巻芯が刺さらなくなって放置されていたDG3804がある。
これを直して売り出したい。
針を見ていただければおわかりのようにDG3804はGMTのムーブメントである。
意外と安く、2000円くらいで購入できる。しかし、安価なのが原因なのか、巻芯を刺すのが非常に困難です。
前にも直したことがあります。
今回も同様に分解していきましょう。
組み直せば治ると思います。
ムーブメントをケースから取り出したら、ムーブメントの側面に2箇所得る文字盤を固定するネジを緩め、文字盤を外します。
あ、もちろん針はその前に外してますよw
文字盤を外したら、受け(?)を外します。
ネジ3つです。
受けをそっと外したらカレンダーのピンを外します。これ、飛んでいくとヤバいんでw
外したらピンはここにありましたよ。
カレンダーは持ち上げたら外れます。
さて、ここからが本番です。
オシドリ周りがなんかおかしい。
カレンダーのディスクをそっと持ち上げると、カンヌキやオサエ(?)が、バラバラとこぼれ落ちました。
あれ?なんで外れてる?
オサエが外れてるわけないのに…と思ったら、ネジが折れてました。なんとか胴部分も取り出したところです。
この穴に刺さるネジです。
おっと!ここでもピンを外しておかないと!
ここにあるピンを外しておかないと、どこかに飛んでいきますw
改めてオシドリ周りをよく見てみると、リューズが刺さらなくなったのは、ネジが折れていたからのようです。
カンヌキを正しい位置にはめてみました。
うん、なんとかなりそう。
沢山の部品が組み合わさってリューズの押し引きで歯車の噛み合いが切り替わるようになってます。
すげーな、複雑。
と、言うことで、折れたネジの替えの部品を探します。
以前に壊したDG3804がもう一つあるので、そこから持ってきましょう。
それを使って組み立てればいいんですけど、そう簡単にいくかなぁー?
いや、いってもらわないといけないんだけど。
久々にムーブメントの分解ネタですね。
ドキドキします(なんで?)
前から思ってたんですけど、部品の名前がよくわかってないので、間違っていたら皆さん脳内変換してくださいね!
こういうのってどうやって覚えるんやろうか?
ムーブメント毎に形も位置も違うと思うんですけどね。
続きます。