折角組み替えたのに動かないムーブメントを入れてるだけでは勿体ない。
何かで動かそう!ということで、やはりジャンクでお蔵入りしていたムーブメントを引っ張り出して入れてみました。
なんとか動くけど…
先ずは文字盤下(裏蓋開いた状態で)歩度調整してみます。
ところが文字盤を上にして見ると2分以上姿勢差が出ています。
うーん、2分は困るな。
せめて30秒以内にならないかな。
文字盤を上向きにして遅れるということは、テンプ受けの穴に抵抗があるということじゃないですか!
どういじっても改善しないので、テンプの受け石に注油しました。
初めて穴石をばらしてみました(ので、ビビって写真撮り忘れました)。
これまで、テンプ受けを止めてるネジは小さいなぁ…とか思っていましたが、もはやそんなもんじゃないです。穴石の注油はミクロの世界です。
ルビーの上の金具をはずすと、ルビーの蓋になっている石が外れ、ドーナツ型のルビーが見えます。
このルビーに少しだけ注油しました。
穴の幅くらいに油を差してまた蓋を閉じてみました。
いや、小さかった…
裸眼の限界を感じたのでキズミを買いましょう。
実はテンプを付けたまま、動かしたまま注油したり蓋を開け閉めしました。
テンプが動いているので、蓋石(?)がピョコピョコ動いて大変でした。
なんかやり方を間違ってる気がしますw
結果としては、時計を表裏にしたときの姿勢差はほぼなくなりました。5秒くらいです。
これは成功といっていいのではないでしょうか!
裏蓋上向けで17秒進みにしておきました。
もしかしたら他にも動かないテンプのメンテナンスが出きるかもしれません。挑戦してみようと思いますがオイルを買わないといけませんね。
え?今回何の油を差したかって?
ザ・機械油!
いや、万能って書いてあるので…
はい、ちゃんとしたの買いますって…