さて、早速革ベルトの製作にかかります。
赤い革だから白文字盤が映えますね。
とりあえずあてがってみましたw
18ミリ幅のベルトなんで、36ミリ幅で革を切って、裏側にベースになる裏の革を貼りました。
リザード風の牛革は輪っか状になってます。
こんな感じ。
これには意味がありまして…
革ベルトの好みによりますが、私は革ベルトを作るとき、パンパンに膨らんだベルトにするのが好きです。
こういう感じ。大好きですw
中に詰め物をすればいいのですが、詰め物をしてから縫い合わせると、ステッチの穴が革に対して垂直に開きません。どうしても斜めになるんです。
すると裏側から見ると縫い目がガタガタになります。
目指すのはこんな感じ。
これ私が作ったやつw
これくらいの縫い目にしたいなら、詰め物は後にしないといけません。
そして、詰め物をするにはベースの皮との間に空間がないといけません。
そこで、これです。
ステッチを入れたあとに、この穴の中へ詰め物をします。
詰め物前なので、まだペッタンコ。
昔作ったトカゲのベルトと並べます。
やはり本物のトカゲと比べると差がわかりますね。
本物トカゲはテカテカしてます。
裏の折かえしはこんな感じ。
このトカゲの革を使ったときはすごく勉強になりました。
小口をこうやって巻くのですが、この曲げが難しいんですよ。
この小口の曲げは半径が小さく、ウロコの向きを間違えると、ウロコの隙間が広がり、そして割れます。
以前にも記事にしたのですが、ベルトの長さの方向はトカゲの頭とお尻の方向にします。爬虫類は大きな獲物を飲み込んだときにお腹が膨らむからその向きをうまく使うと、小さく曲げることができます。(勝手にそう思い込んでる)
どうしてもお腹から背中のウロコの変化をベルトに取り込みたくなりますが、そうするとうまく行きませんw
そろそろステッチを入れようかな〜